鉄道模型には様々な規格がありますが、日本で販売されて多く使われているのは大きく分けて2種類、NゲージとHOゲージというものがあります。特に日本ではスペースに余裕がないことが多いので、比較的小型なNゲージが良く利用されます。
ジオラマなどを作る際に比較的スペースが少なくても作れること、細かい部分まで再現することが出来る大きさであることといった条件を満たしていて、使用や保管にあまりスペースを使うことが出来ない日本の住宅事情にぴったりの大きさとなっています。日本で多くの人と鉄道模型を通して交流したいと考える場合には、ぜひNゲージから始めてみましょう。
海外になるとまた事情が異なってきます。スペースが確保しやすいことから、大型の車両を走らせたり保管したりすることが出来るためです。大型になることで、走行中の迫力や音の再現、本物により近い素材や見た目の物を作ることも可能になります。日本でも、鉄道模型を本格的に楽しみたいという方はこちらの規格を選ぶこともあります。
これから海外に住むという予定がある方などは、HOゲージを選んでおくと現地での調達や交流がしやすくなるかもしれません。保管などに多くのスペースをとる可能性があることだけ注意しましょう。
多くの車両を走らせるという場合よりも、気に入った一つの車両を走らせるという場合に向いています。
このように、それぞれの規格によってもメリットやデメリットは異なってくることになります。始めにNゲージを選ぶか、HOゲージを選ぶか決めるときには、自分の遊び方やどこに住むのかという事を考えたうえで始めていくようにするのが良いでしょう。
海外で楽しむ場合にはHOゲージにしてみるのも良いでしょう。