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鉄道模型とジオラマの世界へトリップ

鉄道模型のジオラマで地面を上手に再現する方法

工事現場

鉄道模型のジオラマ作りで意外と難しいのが地面の再現です。市販の模型用の線路は枕木やバラストを再現したプラスチック製の台座が付属しているので、その場に置くだけでリアルな線路を再現することができます。

ジオラマはベニヤ板や発泡スチロール板を台座にして作るのが一般的ですが、表面に何も処理を施さないと木目やスチロールの切断面がむき出しになるので良くありません。そのため、本物そっくりな風景を再現するには地面の再現が不可欠と言えますが、その一方でリアリティのある地面を再現するのは非常に難しいと言えます。
ひと口に地面と言っても舗装された道路や芝生、土がむき出しになった荒れ地など種類が様々です。それぞれの違いをジオラマでどのように再現するかが難しさに繋がっています。

ジオラマ作りの初心者にとって地面の再現は大きな壁と言っても過言ではありません。見方を変えれば、地面を上手に再現できればジオラマの質が大きく上がると言えます。どのような地面を作る場合でも、まずは台座の表面を綺麗に処理することが重要です。ベニヤ板なら木目、スチロールなら細かい凹凸が多い切断面を滑らかにします。この処理を行わないと木目や凹凸が目立ち、ジオラマのリアリティが損なわれます。面倒でも必ず表面を滑らかにする処理を行い、その後の地面作りを容易にすることを忘れてはいけません。地面作りを簡単に行うには紙やすりを使うのが効果的です。紙に細かく固い粒を塗布した紙やすりは製品によって粒の大きさが異なります。

夜の工事現場

紙やすりを台座に貼りつけるだけでアスファルトや砂利道、荒れ地を上手に再現することが可能です。ハサミで切り分けることもできるので手間がかからず、塗装も可能なことから地面の再現には欠かせません。模型用の紙粘土や石こうを台座に貼りつけ、生乾きの状態の時に筆先や串で細かい凹凸を作る方法もあります。
乾燥した後はカラーパウダーやライケンを接着させたり、塗装を施すことでイメージ通りの地面になります。